出店の選択肢を広げよう!ECサイトの特徴を解説します。

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「ECサイト」という言葉はご存知でしょうか。

言葉自体に馴染みは無くても、常日頃からAmazonだったり楽天だったり、インターネットを利用して商品を購入している人は多いかと思います。
こうしたインターネット上で商品を販売できるウェブサイトの事を「ECサイト」と言います。 他にも「Eコマース」、「ネットショップ」と呼ばれることもあります。


近年インターネットの成長やスマートフォンの普及により、こうしたオンラインで商品を購入する消費者が増えてきています。

店舗用物件にお店を構える実店舗運営(以下、実店舗)とは別にこうしたオンライン上で商品を販売する「ECサイト」の開設に注目が集まっています。
実店舗で出店をするための物件を探している人の中にも、「ECサイトに興味がある」「販路拡大のためにECサイトを開設したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。


ECサイトは誰でも簡単に開設することができ、実店舗だけが「出店」とは言えなくなってきました。 だからこそ、実店舗とECサイトのそれぞれの特徴を把握して、自分の事業を発展させる為にどのような「出店」をするべきなのか考えてみましょう。


実店舗とECサイトの違い




実店舗とECサイトの違いについて解説していきます。


◆時間や場所の制限による違い


・実店舗
お客様に店舗へ直接来店してもらう必要があるため、商品のターゲットになる人物が多く存在するエリアや人通りの多い駅に近い物件を探す必要があります。
また、来店したお客様には営業時間内にお買い物をしてもらう必要があります。

・ECサイト
ユーザーはインターネットが繋がっていれば、いつでもどこからでもECサイトにアクセスすることができます。
営業時間に関係なくアクセスができるので、深夜に家から商品を購入できたりとユーザーの利便性は大きく向上します。
また、英語など多言語に対応するページを作成すれば商圏を世界中に拡大できます。


◆集客方法の違い


・実店舗
店舗の周辺でチラシを配ったり目立つ看板を設置したりと、あなたの店舗へ直接誘導することができます。 「そこでしか買えない」というプレミアム感を商品につけることでお客様の来店への意欲を高めることもできます。

・ECサイト
ECサイトの主な流入経路としてはGoogleやYahooといった検索サイトからがメインとなってきます。
そのため、自分のサイトを検索エンジンの上位に表示させるSEOやリスティング広告といったインターネット上での集客施策を行う必要があります。
インターネットでの集客は高いITリテラシーや知識が必要となるため、ECサイトへの集客はプロに任せるというのも1つの選択肢かもしれません。


◆必要コストの違い


・実店舗
実店舗を開店する際には物件の賃料だけでなく内外装の工事費、什器を揃えるための費用などがかかります。
物件を借りる際には敷金や礼金が求められることがあるので、賃料の数か月分が初期費用としてかかります。
初期費用の他にも物件の広さなどの規模によって金額は変わりますが、スタッフの人件費や光熱費など開店後のランニングコストもECサイトと比べると比較的高額な費用がかかります。


・ECサイト
ECサイトは開設するサイトの種類やデザイン、実装したい機能によって金額は上下しますが10万円以下からでも開設することができます。
開設後はサーバーの保守費などサイトを維持するための費用は必要ですが、実店舗よりもスタッフの人件費や光熱費などを抑えることができるので、店舗運営にかかるランニングコストは比較的安価と言えます。


実店舗とECサイトの違いについて、3つの観点から解説しました。



実店舗は開店するのに時間や場所の制限は受けますが、店の前を通る人に認知させやすい特徴があります。
一方のECサイトは開設や維持を簡単に行えますが、集客が難しいといった特徴があります。
これらの特徴を踏まえて、出店の予算や店舗のブランディング方針に合わせて実店舗とECサイトのどちらを出店するべきか検討してみましょう。


モール型ECサイトと自社ECサイトのメリット・デメリット




ECサイトは誰でも簡単に開設できるようになりましたが、その開設方法によって大きく2種類に分けられます。
モール型ECと自社ECです。
それぞれメリット・デメリットがあるのでインターネット上で自分の商品を販売していくのにどちらが向いているのか確認してみましょう。


◆モール型EC


Amazonや楽天市場、Yahooショッピングのように企業が運営するサイトに各事業者が出店(出品)して1つの大きなショップを形成しているサイトの事を指します。
ECサイトと言われたらこちらを真っ先に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。


モール型ECは既存のプラットフォームを利用して出店ができるので、初心者でも始めやすいというメリットがあります。また、モール自体に集客力があるので、自社ECサイトへの集客にかかる負担はかなり軽減されます。


一方でプラットフォームへの手数料を支払う必要があったり、 既存のプラットフォームを利用するため自社のブランディングが難しく、モール内で価格競争が起きやすいといったデメリットがあります。
更に購入履歴といったモール側が取得した顧客情報には基本的にアクセスができないので、顧客情報に基づいたマーケティングをしたい場合にはあまりモール型ECは向いていません。


・モール型ECのメリット
 ・初心者でも始めやすい
 ・集客にかかる負担を軽減できる

・モール型ECのデメリット
 ・プラットフォームへの手数料など諸費用が発生する
 ・自社のブランディングが難しい
 ・商品の価格競争が起きやすい
 ・顧客情報が取得できない


◆自社EC


モール型ECに対して独自ドメインを取得してその企業自身が運営するECサイトの事を自社ECサイトと言います。
代表的な成功例としてユニクロやIKEAなどが挙げられます。
サイトのレイアウトなどを自由に構築できるため、ショップの名前やブランドのイメージをしっかりアピールでき自社のブランディングを行いやすいです。

サイトの構築と言われると難しそうなイメージを持たれることも多いですが、 最近はSTORESやBASEといった初心者でも簡単に自社ECサイトを構築できるサービスが出てきていて 自社ECサイト開設のハードルはかなり低くなってきています。



自分で運営するため、プラットフォームへの手数料が発生するECモールへの出店と比べて高い利益率を確保しやすいです。
また顧客情報を取得できるため、顧客に合わせてサイト内のコンテンツを充実させたり、販促活動を行うことができるのも大きなメリットです。

ブランディングや集客においてSNSを積極的に活用することも重要です。
TwitterやInstagramなどのSNSは自分の商品や店舗の情報をリアルタイムで発信することができ、ユーザーとの接点を持つことができるので自分のお店のファンを増やすことにも繋がります。
また、動画で発信することもできるので自分の商品の魅力をテキストや画像以上の情報量で伝えることもできます。

しかし、ECサイトを開設しただけではお客様のアクセスは見込めないので、SEO対策やサイトの質を高めるコンテンツ作り、リスティング広告の出稿などの集客のための施策に取り組んでいくことが求められます。
さらに集客をしてマーケティング施策を行って利益が上がるまでに時間がかかるのは自社ECのデメリットと言えるでしょう。

・自社ECのメリット
 ・自社のブランディングがしやすい
 ・高い利益率が確保できる
 ・顧客に合わせたマーケティングや販促活動ができる

・自社ECのデメリット  
 ・自力で集客を行わなければならない
 ・利益が上がるまでに時間がかかる


自分に合った出店とは?




実店舗・モール型ECサイト・自社ECサイト。「出店」と言っても様々な種類があります。
決してどれか1つを選ぶことが正解ということはありません。
実店舗とECサイトを組み合わせて出店したり、2種類のECサイトを使い分けるといったこともできるからです。
自分の商品をどれくらいの予算でどのように展開したいかを考えて、自分に合った出店方法を検討してみてはいかがでしょうか。



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