人気ラーメン店社長に聞くプロモーション
【テナントブックオリジナル記事】

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神仙、神やぐら、らぁめん秀などのラーメン店を運営する株式会社全力の元。
なんと創業より100回以上、全国各地のフードイベントに出店している。
さらにはコンビニエンスストア、かっぱ寿司とのコラボも手掛ける、人気ラーメンブランドを経営する石川県の企業だ。

その株式会社全力の元の河方社長にインタビューを行った。
最終回となる第三回は、独自のプロモーション手法について伺った。

第1回 人気ラーメン店社長に聞く社員への想い
第2回 人気ラーメン店社長に聞く物件探し
第3回 人気ラーメン店社長に聞くプロモーション



フットワークの軽さが大事




――話が変わりますが、通販もやってらっしゃいますよね。
いつから始められましたか?


早かったですね。
10年以上前からです。

――金沢に店舗を構えている、というのもはじめたきっかけだったのでしょうか?

いえ、違います。
10年くらい前に、一度ラーメン通販ブームということがあったんですよ。
六厘舎さんが通販の会社を立ち上げたんですね。
その時お声がかかって、チャレンジしたのが始めだったんです。
そのブームは、結局ブームで終わってしまいました。
でもノウハウはわかったので、会社のホームページに地道に置いておこうという状況です。
投資として150万円くらい使いました。

――購入された方向けに美味しい作り方の動画をアップされてますよね。

神仙 通販ラーメン『濃厚中華そば』の作り方


「美味しい作り方の動画があると嬉しい」とメールが入ったんです。
会社に動画を作成できる子が働いてまして、お客様の問題を解決できればと思って作ってもらったんです。

――お問合せいただいてから、かなり早く動かれたんですか?

すぐ動きました。

――そのフットワークの軽さは重要ですよね。

はやく出来ることは早くやらないと。
やはりそれが無くなったらいけません。
そこが強みじゃないといけないですね。

ホームページは"企業に向けて"




――コラボを色々されていらっしゃいますが、
かっぱ寿司さんやカップラーメンなどとはどういった経緯でスタートしたんですか?


そこは、全国のイベントに出ていることが強いんじゃないかと思います。
「人気がある」という事が一番のブランディングになってます。
お声掛けをいただいたきっかけとして、毎年やっている北陸ラーメン博で出店者さんを誘致するプロデュース的な役割をしているというのもあると思います。

――イベントに出店して結果を出した、というのが色々とお声がかかる一番の要因ですかね?

デベロッパーさんはまずはインターネットで情報を収集し、それから実際に店舗に食べに来られます。
そこでうちのラーメンをデベロッパーさんが気に入れば前向きな話となっていきます。
なのでホームページはお客様に向いているだけでなく、そういう方たちにも情報が届くように運営してます。
「このラーメン屋ってこんなに凄いんだ」となったときに、まずはお店に食べに来ていただけるようにやってます。
Facebookもそんな意識でやっていますね。

――イベントで結果を出したとしても、ホームページがない場合(店舗に対して)連絡のしようがないですもんね。

そこもうちは早かったんです。
店舗をオープンして2年くらいですね(2005年頃)。
本当に早かったんです。
ホームページの時代が来ると思って。

ホームページを作ったときのブログもネタがなくて。
SEOで上げるには「マメに更新した方がいいよ!」という時代だったので困りました。
書くことないから「グリストラップ掃除しました!」って書いたり。
「誰が見んねん」みたいな(笑)

――お客様も「グリストラップって何?」ですもんね(笑)
コンビニやかっぱ寿司とのコラボは狙ってやりたかったというより「声がかかったからやった」という感じですか?


使命の一つに「金沢ラーメンを世界に」というビジョンの中でやっています。
大きい企業様とコラボして神仙を知らないお客様に知っていただいたり、
寿司屋さんのお客様が「このラーメン美味しいね。金沢のラーメンか、観光の時に食べていこうか」となれば、
うちにこなくても金沢のラーメンを食べてくれる。
金沢ってやっぱり寿司とか魚介系が強いので、ラーメンを食べて帰ろうとは中々ならない。
そういう観光客に向けて、ラーメンを食べて帰るきっかけになれば、全体的な貢献になるんじゃないかなという意識です。

ただ、めちゃくちゃ薄利です(笑)

――「金沢のラーメンを盛り上げる目的」という面が強いんですね。

そうです。
そっちの意識でやっています。

――イベントに出店される時に、プロモーション戦略としての意識はありましたか?

それはなかったです。
たまたま北陸ラーメン博というイベントの第1回に出店しましたが、最初は失敗だらけでしたね。
今残っているラーメンイベントで一番古いと思うんですよ。15回目くらいになるので。

そこでラーメン協会の元理事長と出会っていなければ、全然違った道になっていたと思います。
ラーメン協会の立ち上げの第1回目の集まりに呼んでくれたり。
それから、ラーメン屋さん同士の繋がりができてきて、その繋がりからイベントに出ていくようになりました。

なので、元々は意図的な戦略としてはやっていませんでした。

――最後に今後の展望をお教えいただけますか?

3年くらいは地元北陸をしっかり地固めしていきます。
2021年に法人設立から10年を迎えます。
今まで多くの方から支援、応援をいただきゆっくりですが一歩一歩前へ進んできました。
「全力でお客様へ喜びと元気を与える"元"となる」
私たち全力の元の理念は多くの経験、失敗、挑戦、支援から行きついたシンプルですが大切な魂です。
今後展開する全ての商品、サービス、店舗や会社運営はこの理念のもとに進めていきます。
街に元気を、お客様に喜びを、スタッフに幸せを。
これからも全力の元らしく挑戦し続けていきます。

――すごく勉強になりました。
今回は、本当にありがとうございました


まとめ




お客様や従業員、店舗に関わる全ての人への感謝。
自身の店舗だけでなく、金沢のラーメンへの熱意。
そういった強い想いが伝わるインタビューだった。

その想いと強かさを兼ね備えているからこそ、人気ラーメン店が誕生したのだろう。

河方社長の想いこそ、"全力の元"なのかもしれない。



第1回 人気ラーメン店社長に聞く社員への想い
第2回 人気ラーメン店社長に聞く物件探し
第3回 人気ラーメン店社長に聞くプロモーション

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