路面店はメリットがたくさん!
選び方のコツとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加



1店舗目の飲食店を出店するときは、はじめての経験が多くて、なかなかゆとりが持てず店舗形態まで考慮しなかった人が少なくないでしょう。しかし、2店舗目以降の出店をするなら、店舗形態にもこだわって集客力アップを狙うことや、理想の飲食店を作り上げることを意識してみませんか。


そこで今回は、いくつかある店舗形態のひとつ「路面店」の特徴などを紹介していきます。


 


路面店とは




◆1階の店舗を指す


路面店とは道路に面しており、直接通りから入店できる1階の店舗のことを指します。繁華街や幹線道路沿いで建ち並んでいる飲食店をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。


路面店は場所によってどんなジャンルの店舗が多いかが異なります。たとえば、郊外で交通量の多い道路沿いではファミリーレストランなどのチェーン店が、繁華街の一等地では有名ブランド店や専門店が多いのが特徴です。


 


◆集客力が高い


また、通りすがりに目に入る場所なので、集客力は比較的高いといえます。通りに面していることで「ちょっとお腹がすいた」「隣のお店も立ち寄ってみよう」など、気軽に入店することができるからです。


 


◆路面店以外の店舗形態


ちなみに、店舗形態は路面店のほかにも商業施設の中、商業施設以外の建物の2階以上にある空中店舗、地下にある地下店舗などが挙げられます。


商業施設の中の場合は、個別に宣伝を行わなくても知名度が上がりますが、営業時間を施設に合わせる必要や店舗のイメージに制限があるのが特徴です。


空中店舗や地下店舗の場合は視認性が低く、路面店や商業施設内の店舗のような集客が見込めない可能性があります。高い集客力が見込めないため、賃料は比較的低いのが特徴です。


 


路面店のメリット




路面店にはたくさんのメリットがあります。


 


◆店舗の宣伝効果が高い


たとえば、人目につきやすいという部分です。空中店舗や地下店舗の場合は、看板以外にも積極的に宣伝をしなければ店舗の存在を多くの人に知ってもらうことができません。しかし、通りに面していることで自然と人の目に入り、店舗の宣伝効果が高くなります。


 


◆気軽に入りやすい


気軽に入ってもらえることもメリットのひとつです。階段やエレベーターなどを利用しなくても入れるため、急いでいる人でもふと立ち寄れます。


さらに、通りから店内の雰囲気を確認できることで、気軽に入りやすくなります。看板だけではなかなか雰囲気がわかりませんが、実際に店内を見ることができれば確認できるので入りやすくなるものです。その結果、常連客をつかみやすいだけでなく、新規のお客さんも増やしやすいなど、高い集客力が見込めます。


 


◆店づくりの自由度が高い


メリットは集客に関することだけではありません。自由な店づくりができることも大きなメリットです。


通りに面している路面店は、壁や看板のデザインをはじめ、店舗の前に置く鉢植えなど店づくりの自由度が高めになります。そうなると、色や柄を統一したり、可愛らしい雰囲気にしたりと店舗のコンセプトを前面に押し出すことが可能です。自由に個性をアピールできるので、店舗のイメージも伝わりやすくなります。


 


◆営業時間の規制を受けにくい


それから、空中店舗や地下店舗と比較すると営業時間の規制を受けにくいといえます。なぜなら、空中店舗や地下店舗の場合は入り口が共同になっており、営業時間が決められているケースがほとんどだからです。


しかし、共同の入り口を利用する必要のない路面店は、営業時間の規制を受けにくい傾向があります。ほかの店舗より営業時間を長くすることや、営業時間をずらすことで差別化を図れるのです。


 


路面店のデメリット




路面店は高い集客力と自由な店づくりができるメリットがある一方、注意しなければならないデメリットもあります。


それは、「賃料が高い」ことと「物件選びが難しい」ことです。


 


◆賃料が高い


一般的に、路面店は集客力が高い分、利益も大きくなると考えられているため、賃料や保証金が割高になります。また、壁や看板を自由にデザインできるとはいえ、こだわりが強ければ、その分初期費用も高くなってしまいます。


ちなみに、費用が必要なのは出店するときだけではありません。撤退するときには原状回復のための費用が必要ですし、すべて元通りにして解約となるまでの賃料もかかります。開店しているあいだの賃料はもちろん、初期費用や撤退時の費用も考慮しましょう。


 


◆物件選びが難しい


それから、出店する場所は空いている物件のなかから探さなければならないため、なかなか良い物件に出会えない可能性があります。特に、繁華街周辺や近くに住宅街などがあり人通りが多いエリアの場合は、すぐに物件が見つかるとは限らないのです。


さらに、路面店だからといって、必ず繁盛するという保証はありません。仮に、人気のエリアで良い物件が見つかったとしても、ターゲットとなる客層がいなければ十分な集客は見込めませんよね。


ほかにも、メニューや接客、店内清掃など飲食店が努力するべきことがらを怠っていればお客さんは離れてしまいます。せっかく路面店で出店できることになったのなら、その分、利益が増えるように工夫をすることも大切です。


 


路面店を選ぶときのコツ




路面店を選ぶときのコツは4つあります。


 


◆ターゲットとなる客層が多い立地を選ぶ


1つ目は、ターゲットとなる客層が多い立地を選ぶことです。


たとえば、ファミリーやカップル、サラリーマン、若い女性など、ターゲットとする客層をできるだけ具体的に決めておきます。


実際に物件を見学するときは、ターゲットとなる客層が多いかどうかだけでなく、どんな時間帯に多く通るかなどもチェックしましょう。


また、時間帯のほかにも、平日と休日の違いをチェックしておくこともポイントです。平日は人通りが多いのに休日はまったく人が通らない、平日は学生が多く休日はファミリーが多いなど、曜日によって異なる可能性があるからです。


 


◆アクセスの良さをチェック


2つ目は、アクセスの良さも大切です。


駅がすぐ近くにあり、駅を利用する人が主なターゲットなど、徒歩や電車で来店しやすい立地であれば問題はありません。


しかし、物件によっては駅から離れた場所や、郊外の場合もあります。その場合は、駐車場を設けるなど工夫が必要です。なぜなら、周辺に住んでいる人だけがお客さんではないからです。


仮に、近くに住宅街があり、周辺の住民が集まってくれそうな立地であっても、それだけで充分な利益を得られるとは限りません。よりたくさんの集客を期待するのであれば、自動車などでも来店できるようにする必要があります。


ちなみに、その物件に駐車場がなくても、近くにコインパーキングがある場合、駐車券の提示で割引サービスを行うなどの方法も考えられます。


 


◆周辺の環境をチェック


3つ目のコツは周辺の環境チェックです。ゴミ集積所がそばにある場合は、ゴミが回収される時間を確認して、開店時間には清潔な状態になっているかを考えます。


仮に、店舗のものではなくても、飲食店の目の前に山積みになったゴミがあれば印象が下がってしまう可能性があるからです。


ほかにも、店舗の入り口に柱や電柱がある場合や店舗の入り口に大きな段差があると、スムーズに店舗に入りにくく、集客力に影響を及ぼすことがあります。


 


◆物件の規制をチェック


そして、4つ目は、その物件にはどんな規制があるかの確認をしておくことです。


遅い時間まで営業したい、個性的な看板を設置したいなどの希望がある場合は、自由に営業できる地域でなければいけません。


エリアによっては営業時間や看板の規制があるので、契約前に必ず確認しておきましょう。


 


店に合った路面店を選ぼう!




路面店は高い集客力が見込めることがメリットですが、路面店なら何でも良いというわけではありません。


ターゲットとなる客層が多く通り、アクセスの良い立地を選ぶことがポイントです。


また、賃料や保証金のほか、初期費用や原状回復のためにもある程度の費用が必要になることを忘れてはいけません。いつでもゆとりをもって経営ができるよう、必要な費用は前もって計算しておくと安心です。


店に合った路面店を選びつつ、自由な店づくりができるメリットを活かして店舗のコンセプトを存分にアピールし、出店を成功させましょう。


このエントリーをはてなブックマークに追加