店の今後を左右する!?
上手なテナント物件の選び方

店の今後を左右する!?上手なテナント物件の選び方

飲食店を開業して、経営も順調に進んでくると、店舗を増やそうと考えるオーナーも多いのではないでしょうか。次の店が成功するかどうかの明暗を分けるのは、テナント物件選びがポイントになることがあります。

全力を注げた1店舗目と違い、店を経営しながらの物件探しは、忙しくてハードな仕事ですよね。そこで、ここでは忙しい経営者が上手にテナント物件を選べる方法を紹介します。

 

テナントとは?





本来のテナントの意味は、賃貸借契約をして不動産を借りる「賃借人」とされています。しかし、現代の日本では、ビルや駅構内、ショッピングセンターなどの一部区画を、賃貸借契約によって不動産を借り受けて営業する「店舗」を指すことが多いです。ケースによってうまく対応しつつも、本来はテナント=賃借人であるということを覚えておきましょう。

テナントのなかでも、特に専有面積が大きい店舗をもつ事業者や、集客力が高い事業者を「キーテナント」、もしくは「アンカーストア」と呼びます。キーテナントが存在すると、その顧客が周辺の店舗にも立ち寄ってくれる効果が望めるため、重宝されているのです。

テナント物件は、なるべく集客が望める場所を選びたいものですよね。しかしながら、駅に近い場所や、繁華街などの好条件とされる物件は、賃料が高い傾向にあります。資金に余裕があれば、高い賃料を払ってでも勝負してみるという手もあるでしょう。

でも、少し視点を変えてみると、高い賃料の物件ばかりが好条件だとはいい切れないことが分かります。

 

上手なテナント物件選びのポイント





◆ターゲットとなる客層が多い立地を選ぶ


テナント物件選びをするうえで大事にしたいのが、客層です。例えば、オフィス街は平日のランチ時間は賑わいますが、夜や週末は閑散としているエリアもあります。そのような場所に居酒屋を出店しても、なかなか客足は見込めないことが多いでしょう。

ターゲットとなる客層が多く訪れる立地を探し出すことが、はじめの一歩となります。

 

◆人通りに目を向ける


好条件、かつ高賃料とされる駅近エリアにおいては、駅前だけにこだわることもありません。駅に出るためによく使う道などにも目を向けてみてはどうでしょうか。

駅近とはいえない場所であっても、常に人通りがあるので、集客につながる可能性が高くなります。賃料も、駅近より比較的低めの傾向にあるため、抑えることが可能です。

 

◆周辺店舗をチェック


良い物件が見つかったとしても、周辺店舗のリサーチは念入りに行っておきましょう。というのも、人通りや賃料以外にも、騒音やニオイなど、気付きにくい問題点が出てくる可能性があるからです。

静かでくつろげるはずの喫茶店に、隣の居酒屋からの騒ぎ声が聞こえたり、ニオイがしたりしたら、喫茶店の客足が遠のく原因にもなりかねませんよね。

あるいは、自分の店が周辺の店に迷惑をかけてしまうという逆のパターンも考えられます。まずは希望のテナント物件がある周辺の施設をリサーチして、音やニオイなどのトラブルが起こらないか確認しておきましょう。

 

◆居抜き物件に着目


テナント物件のなかには、居抜き物件も多くあります。什器や設備が以前の業態そのままに残っているため、すぐに店を始めることができるのが利点だといえます。

居抜き物件選びの際は、まずガス・電気・水道が十分かどうかの確認をしましょう。設備を新設したり、電気の容量を上げたりする工事が必要になる場合があるからです。

また、前やっていた店の評判や、撤退した理由も可能な限り調べておく必要もあります。良い評判ならまだしも、良くない評判まで一緒に引き継ぎたくはないですよね。

 

飲食店テナントに人気の居抜き物件





◆居抜き物件のメリット


居抜き物件とは、前の経営者が内装や設備を残していて、次の借主がそのまま活用できる物件のことです。飲食店に必要な設備を適正価格で買い取ることができるため、初期投資の費用が抑えられる傾向にあります。

また、それらの設備をそろえたり、工事したりする期間も短くて済むので、比較的早く店を始めることが可能です。まっさらで何もない状態から作り上げるより、ずっと手軽に店をオープンできるといえます。

特に、前やっていた店の形態が、これから始める店のコンセプトに近い居抜き物件だと、店が理想の形に近づきますよね。それに、以前の店に通っていた客が、そのまま来店してくれることも期待できます。

 

◆居抜き物件の注意点


一方で、注意点も考えてみましょう。飲食店の厨房機器はリース契約が残っていることがあり、物件契約の際には、リースをそのまま引き継ぐことが条件になっている場合もあります。その場合、どの機材がリース対象なのかということと、残額や年数について、詳細を確認しましょう。

また、機材が壊れていないかどうかチェックしてみることも大事です。上手に選べばメリットが多いテナント物件ですが、予期せぬトラブルに見舞われないためにも、こうした知識は持っている必要があります。

 

時間がなくても大丈夫!インターネットでテナント物件選び





最初の店舗では時間をかけてじっくりテナント物件を探せたオーナーも多いでしょう。しかし、2店目以降となると、1店舗目を経営しながら探さなくてはならないため、なかなか時間がとれないのが悩みだといえますよね。しかし、大事な次の店舗となるテナント物件ですから、じっくり検討したいところです。

そのようなケースで役に立つのが、インターネットのサービスだといえます。「Tenant Book」は、2店舗目以降の出店を検討する経営者のためのサービスです。テナント物件を探す経営者と、物件を紹介したい不動産会社の橋渡し役をしています。

Tenant Book画像

◆Tenant Bookの特徴1:出店スカウトが届く


スマートフォンで登録した出店計画を見た不動産会社から、出店スカウトが届きます。Web上には出回っていない物件の案内があるかもしれませんよ。

 

◆Tenant Bookの特徴2:マップから飲食物件を探せる


飲食店限定のサービスで飲食店舗物件のみ掲載しているため、探しやすさも特徴のひとつです。マップから探すことができるので立地が重要な飲食店物件探しに最適です。

 

効率的に最適なテナント物件を選ぼう!





良い物件に出会うには、コンセプトにマッチした客層が多く訪れる場所を探す必要があります。必ずしも、高賃料の一等地が適しているというわけではありません。視点を変えれば、駅に通じる道路なども十分に候補地となり得ます。

候補地となる物件では、周辺の店舗情報もリサーチしておき、トラブルが起こらないように配慮しましょう。飲食店の設備や什器が最初から用意されている居抜き物件は、オープンまでの期間が短縮でき、コストも抑えられる便利な物件です。もちろん、注意すべきポイントもあります。前の店の情報をリサーチしたり、契約内容を精査したりして、上手に選べば、メリットも多いといえるでしょう。

複数の店舗を展開していくには、これらのポイントをおさえつつ、効率的にテナント物件を探す必要があります。自らの足を使って不動産会社を回るのも悪くないですが、インターネットサービスを利用すれば、時間を短縮することができます。時間ができた分だけ、新たな店舗のメニュー開発などに、力を注ぐことができるのではないでしょうか。